近年の保育士採用試験は二次試験が重視されています。
一次試験で多めに合格者を設定し、二次で慎重に選択することを実施しています。
二次でどこを見られているか確認していきましょう。

面接官の中には保育士がいます。実際の保育状況から行動などを把握する質問があります。
実習などの事例を説明できるようにまとめておきましょう。

受験生は合格が目標ですが、面接官は合格後の仕事が興味の対象です。
合格してからやりたい仕事や自分の持っている保育観をアピールすると良いでしょう。

これまでの行動や性格、特徴を質問しますが、これは仕事にどうつながるかを判断しています。仕事に役立つ事がイメージできる内容を考えましょう。

自分ができること、自分の特徴を、今までの経験から説明していくことが重要です。つまり、事例〈エピソード)を用意しておいて、わかりやすく説明する練習をしなければなりません

熱心な方ほど、面接で答える内容を書き出して覚えようとします。でも、暗記したものを言葉にするだけでは心は伝わりません。まして、緊張のため途中 で文章が飛んだらアウトです。 

言いたいことは要点をいくつかしぼって、優先順位を決めておきましょう。 
与えられた回答の時間で言えなかったことは、後で発言する機会があります。 
すべて言おう、と考えないようにしましょう。

通常、保育士の試験は事務系の問題と同じ問題を使用します。
しかし、特別区の試験は事務系と全く一緒ではありません。

出題数は40題。教養は15問、専門科目(保育に関するもの)は25題。
専門試験は大学で学んでいる範囲で比較的簡単に解けるものです。
教養試験は基本的な問題が多く、知能分野が5〜6題、社会分野が4〜5題、人文科目が2〜3題出題されます。
知能分野は基本的な問題が多いので、ある程度勉強した人なら解ける問題です。